• お問い合わせ
  • 上へ

樹脂ウッドデッキの施工

 

 

 

 

 

 

 

新築のベランダに樹脂デッキの施工です。このデッキ仕上がり面の高さを室内の床と同じにする仕様です。

着工前に頂いた図面には室内床とベランダ床との差異が何mmなのか示されておらず、建物も建築途中で確認も出来ないまま材料が届いて、

はたして、その材料で高さの問題をクリア出来るか心配でなりませんでした。

施工前々日になって現場確認に行き問題ないことがわかり安心しましたが、肝が冷えました。

施工当日は他業者の方が沢山いてお互い迷惑をかけないよう慎重に作業を進めるのですが、まずは清掃・・小さなゴミも残さず取り除きます。

作業スペースのベランダに資材と道具を持込み始めますが、この時に進捗状況を見越して搬入しないと、持ち込んだ資材がスペースを占有して足カセとなり、毎回移動させないと作業が進まないことになります。

作業工程をイメージして進めるのです。想像力って大事ですね・・想像できないものは作れないと言っても過言ではないかもしれません。

私が新に仕事を依頼された時も、作業の全行程を想像し、可能な限り細部まで想像を巡らせます。頭の中で一度作ってみる訳です。

これがクリアできない時は私の腕と知恵が足りないか、無理難題があるかです。そんな時、不確定要素など不安要素が多々あると夜中眠れなくなります。

話がそれましたが、ベランダ床は雨水の為の勾配がとってありフラットではありません。でもデッキは水平フラットに作ります。

高耐候スチール根太(骨組み)の下にスペーサーを入れ水平を出していきます。水平が確認出来たら床に接着。

接着剤が乾いたらデッキ板をならべていきます。樹脂デッキとというのは熱膨張が木より大きく、伸縮みしますので完全にガチガチに固定すると不具合を起こします。

必ずある程度動くように、でも外れないように作らないといけないんです。(本物の木は熱膨張よりも吸湿乾燥による伸縮を気にしなくてはいけません)

今は冬で安定していますが。夏の炎天下だった場合、日で熱せられた熱々の材料と日陰にあった材料を同一寸法でカットしても時間と共に差が出てくる位です。

可能な限り精度よく板と板の間も均一に隙間を空け取り付けて完成です。