みす垣とみす垣の隠し扉
人工プラ竹(こだわり竹イエロー) 焼木目アルミ柱 使用
3年位まえにご注文頂いたお客様からの追加工事でした。扉右側に写っているのが3年前施工した、みす垣で、扉と左のブロック上の小さな、みす垣が今回新設です。
現在の人工素材は耐久性が向上しプラスッチックの退色が有りません。新設部分と見事一体化します。
この現場、しっかり時間をかけました。
扉も竹垣もブロックや石の上に設置しなければならず、こんな時はダイアモンドコアという機械で穴を空けないといけなかったのです。
この機械、切削刃に細かいダイヤモンド粉がビッチリ電着されていて固い物でも穿孔が可能で、
圧力をかけた水で刃先を冷やしながらゆっくり削っていくのですが
途中で機械がブレてしまうとモーターが止まったり刃が抜けなくなったりするのでしっかり固定しなくてはいけません。
もっとも注意を必要とするのが、埋設物の有無です。地面の中には水道管や雨水管、下水管、電線管が埋まっていることが有ります。
それがコンクリートの中の場合確認ができない事が多々あります。
そんな時は洞察力、想像力に頼る他ないんです。周りを見回し、雨水枡が有ればの蓋を空け流路方向を確認、量水器や立水栓が有れば水道管の配置を想像します。
あくまでも想像です。穿孔位置の直下に何も埋設されてないことを祈りつつドキドキしながら、わずかな手応えの変化も見逃さないよう穿孔します。
そんなこんなで今回も無事穴が空きました!!
初日に穴あけ、2日目柱設置、3日目に扉製作、4日目扉の取付という流れで施工しました。
最近竹垣の扉の施工がやけに多いです。
扉って高い加工精度、強度が必要なので腕の見せ所なんです。嬉しい限りです。